22/7の沼にハマる。
お久しぶりです。ブロンです。
皆さん、突然ですが、22/7(ナナブンノニジュウニ)を知っていますか?
今年の1月にアニメもやっていたので、アニメをよく観る人は名前だけでも聞いたことはあるのではないでしょうか?
この22/7、通称ナナニジは簡単に言うと「声優アイドル」というカテゴリに分類されるアイドルグループで、何より「アニメキャラ」と「リアルメンバー」の二つの側面を持ったアイドルなんです。
そしてこのアイドルグループ、秋元康がプロデュースするプロジェクトの一つとして立ち上げられたもので、力の入れ方がマジなんですよね。
じゃあどういうところがマジなんだよ?と思った貴方、それはそれぞれのキャラクターデザインに「カントク」や「深崎暮人」等有名クリエイターを起用し、それぞれ一人一人のキャラクターデザインを担当していて、MV等のメインキャラクターデザインをかの有名アニメ「けいおん!」や他にも京アニ作品のキャラデザを多数手がける「堀口悠紀子」が担当している点です。 マジでしょ?
キャラクターは全員で11名いるんですが、それぞれ個別にクリエイターが担当しているってだけで力が入っていると思いませんか?個性もあり、推しメンを決めるのが大変だと思います。(事実、僕は未だに迷ってます。)
今回、そんな22/7にハマってしまった経緯や魅力を語っていきたいと思います。
22/7、通称ナナニジの存在は、3年前から知っていて、秋元康がまた変なコンテンツ作り始めたじゃん。とか当初は思っていました。そんな自分を殴り倒したくて仕方ねぇ…
楽曲だけは、一応追っていて「ふーん。こんな感じのテイストね。」と、当時の僕は達観し、話題を振られれば語れる体を作っていました。自分からマウント取ろうとする気持ち悪い自分を殺したい。
そして2年前、アイドルモチベーション全盛期だった僕は、色んなアイドルバラエティを観てアイドル漬けの毎日を送っていたのです。(NGT48のにいがったフレンド復活はまだ時間かかりそうですか…?)
そんな中ある日、ナナニジの冠番組「22/7 計算中」というバラエティ番組が始まります。
その時の僕は正直、アニメからかなり離れていて、心はアイドルに染まっていたので放送を見た感想として出てきたのは、「なんだ...?この変な番組…」とただ困惑してしまい「よくわからない」と興味を失ってしまいます。
そうなるのも当然、モーションキャプチャーを駆使して、リアルメンバー主体ではなく、それぞれ担当のキャラクターを中心としたバラエティだったのです。
あくまで映るのはアニメキャラの方。ロケ等も主観カメラで行われていて、番組内では絶対中身を映してはいけないという暗黙のルールが存在します。そんなかなり異質な番組なので困惑するのも仕方ない(と自分に言い聞かせている。)
こんな感じで放送されてます。
#1を観た時に前述の通りの番組だったので変なイメージが植え付けられ、特にその後は番組を観ずにシングルが発売されればとりあえず聴く程度にナナニジに触れていました。
では、何故今更ハマってるんだ?ということになりますが、その話を語る上で必要なのは、「VTuber」という存在です。
僕は、約半年前友人の勧めもあり、VTuberにハマります。そこで、ある日気づいたんですよね。「これ、計算中見れるんじゃね?」と。色々あってアイドルから離れていた僕にとってVtuberは癒しの対象でもあったので今の自分なら観れるんじゃないかと思ったんです。
しかし、その計算中を観るまでの足取りが重く、アイドルモチベが完全に下がっていた僕にとって手を出すのは億劫だったのです。観よう観ようと思いつつ手に付かないまま日々は過ぎ去っていきました。
そして、丁度約3か月前、AbemaTVで「乃木坂46時間テレビ」という特番が放映されます。
暇人な僕はニチャニチャしながらその番組を出来るだけ張り付いて観ていました。その時に、僕の中で静かに眠るあの頃の、アイドルを追いかけ続けた時の気持ちが再び蘇ってしまったんですね。(キモオタなので勢いで乃木坂メンバーのメールサービスを複数取りました...。)
そして、紆余曲折を経て、4日間、出来るだけの力を振り絞り、「22/7計算中」を見続けました。時には夜勤中の暇な時間帯に、自宅で静かにニチャりながらも視聴しました。そして、シーズン1を観終わった時、
僕はいつの間にか──────────────ハマっていた。
純粋にアイドルバラエティとして面白く、司会の三四郎が引き出すそれぞれの魅力に飲み込まれ、僕はナナニジを愛するようになった。だが、これだけでは完全に僕の力を掴むことは出来なかったんです。決定打となったのはアニメ「22/7」でした。
正直に言うと、このアニメで5回泣きました。(リメンバーミーやアベンジャーズ等で号泣する程感受性強いオタクなのですぐ泣く。)それに面白すぎて一日で全話視聴した。まさに神アニメ。
何がそんなに響いたのか?と言われると、要素がありすぎてわからない。
アニメのストーリーとしては、「壁」という存在に無作為に選ばれた8人のメンバーがアイドル活動を行っていく中で感じる仲間の大切さ、友情、アイドルという存在がどれだけ人々に影響を与えていくのかメンバーの成長と共に1年間を通してそれらが語られていきます。
まず、ありがちだけど一人一人にエピソードが存在し、どのように今まで育ってきたのかが各話で語られます。その中で心を打たれたのが7話の「戸田ジュン」というメンバーのエピソード。これが良い話すぎて死ぬほど号泣した。皆にも泣いてほしいのでここでは深くは語りません。詳しくはアニメを視聴してほしい。
展開自体はベタで正直読めてしまう。だけど、僕は泣いた。その他にも泣き所や熱い部分もあるので、暇な人はアニメを視聴してほしい。敢えて僕はアニメの内容については伏せておく。その方が引き込まれると思うので。
アニメはHuLu、アマプラ、U-NEXT、dアニメストア等で配信されているので是非。(ちなみにdアニメストアは計算中も配信してる。)
ついに計算中1stシーズンが円盤化決定したので、これを機に手に取ってみるのもアリ。
こうして、ナナニジの虜になってしまった僕なんですけど、結局、何がいいんだよ。って思ってますよね?
もう全部いいんだけど、キャラクター一人一人の個性に加え、リアルメンバーの個性も追える。一度食べて二度美味しい。この言葉が似合うアイドル、それがナナニジなんです!
例えば、「丸山あかね」役の「白沢かなえ」ちゃんなんかは、丸山あかねのキャラクター自体が、冷静沈着で常に感情を表に現さないようなクールキャラなんですが、中身の白沢かなえちゃんは、女子力が凄く高く料理や裁縫なども趣味で明るい性格をしているんです。そのギャップで好きになる人も少なくないでしょう。
このように中と外で二面性を持ったアイドルって中々いないと思うんですよね。
似たようなアイドルにWUGやRGR等もいますが、その中にも含まれない彼女達だけが持ち合わせた点が一つあって、それがキャラクター主導で動いているということです。
MVもリアルメンバーではなく、キャラクターで行われてますし出来る限りはそのキャラクターをアイドルとして売っている、それが最大の魅力なのではないかと僕は思う訳です。
個人的に群雄割拠するアイドル界で、ナナニジは新しいアイドル像の正解系なのではないかと、もしかしたら革命を起こすかもしれない。そんな彼女たちに期待を寄せて皆さんもアニメからでもバラエティからでもナナニジの沼にハマっていきませんか?
最後に、僕がナナニジを全く知らない時から唯一追っていた楽曲の魅力を紹介したいと思います。
僕が初めて聞いた曲が1stシングルの「僕は存在していなかった」なんですが、ぱっと聞いた印象は、坂道グループの落ち曲(候補にはあったが落選した曲を勝手にそう呼んでる)をあてがわれたんじゃね?とか正直思ってた。何なら、3rdシングル「理解者」までそう思ってた。
だけど、個人的にカップリングの方に好みの曲が多かったので、たまに聴く程度に嗜んでいました。
そして、4thシングル「何もしてあげられない」で印象が変わります。(自分はここがターニングポイントだと思ってる。)
まず、3rdシングルまでは11人いるメンバーの内8人しかキャラクターを与えてもらえていなかったのがその約1か月後のデビュー1周年の日にようやく決まり、11人としての表題曲はこの4thシングルが初めてになるのです。
ここで、ナナニジは覚醒していったんだなと僕は思っていて、MVが従来のダンスクリップのようなものではなく、手書きのみになっていて、まるでアニメのEDのように仕上がっているんです。その映像の気合の入りようがまず凄いんですね。
観てわかる通り作画監督が堀口さんで、アニメというアドバンテージを存分に発揮していて素晴らしいMVだと思います。ここからナナニジの快進撃は始まったといっても過言ではないでしょう。
ラスサビ前に徐々に動き出すところは鳥肌物です。
色々と述べてきましたが、ナナニジの楽曲の特徴としてメッセージ性やカッコイイイメージが多いのでそういう点では「欅坂46」に似ているかもしれません。
宣伝程度に個人的に好きな楽曲を何曲か貼っておきます。
この2曲はナナニジ楽曲の中でも、曲調がやんわりとしていて落ち着いた曲。切ない感じが好みでメチャクチャ好きです。語ると長くなるので、取り敢えず聞いてくれ...。
さんざんここまで語ってきたんですが、結局はこのナナニジというコンテンツが今、最高潮の盛り上がりを見せている中、皆さんも是非沼にハマってみませんか?ということを伝えたかったのです。
リズムゲームである「22/7 音楽の時間」もリリースされているので、そこから楽曲やメンバーを知っていくのもいいかもしれません。
正直、マジで良すぎて勢いでこのブログ書いてます。完全に見切り発車。こんな拙い文で良さが伝わったならそれだけでも十分です。
では、またどこかで。